二時間だけのバカンス

朝起きてベッドの上で微睡む。夢と現実のはざまの時間で考えたことをノートに書き留めておく。

長いセーターを羽織って、気分で紅茶を淹れる。ソファに座って映画を一本観たら、私の一日がはじまる。

 

朝ごはんを食べて、昨夜の洗い物を片付けて、パソコンの電源を入れる。本を少し読んでから、一息ついて文章に向き合う。

必要ならば途中で印刷し、ベランダにでて冷たい空気を吸い、また文章に向き合う。

昼寝も挟んで夜まで続く。ご飯をつくるのも掃除機をかけるのも気晴らし。

 

ずっとずっと自分の文章と向き合う時間が欲しかった。ようやく。ようやく自分のペースで進められる。自分を掴んだままその手を緩めたり引っ張ったりできるようになってきた。

 

相変わらず難しいけど、楽しいな。文章を書くのは静かな楽しさがある。そういう静寂さを楽しめるようになって嬉しい。

あと一週間ちょい、楽しみながら頑張ろう。

 

この期間がつくれるのなら、走り続ける期間があってもよかったなと思える。今、私は間違いなく幸せだ。