フィルム 星野源

 

私は今、おばあちゃんの家にいる。ここに来る前、ツイッターとインスタグラムのアプリを削除して、ご飯を3食食べて夜になったら寝る「生活」を行ったことで、みるみるうちに回復している。

満たされたことでいろいろみえてきたことがある。 私は人を信じられる自分が好きだったのに、いろんな人の話を聞くことで自信を無くして、自分が霞んでしまっていた気がする。目に見えないものを信じるのは難しい。人を疑ってしまうほうが簡単だし、自分は予防線を張れるから傷つかないし。

だけど、一人ぐらい信じる人がいたっていいよね。きっと。それから、私はなぜか人を嫌い続けるエネルギーを持ち合わせてもいない。だったら中途半端に人を嫌うよりも最後には信じきっちゃったほうが私には楽だと思う。

ある事実があって、それをどう観るかはその人次第なのだから、自分の観た世界に浸れるかどうかが勝負なんだろう。私はたぶん、現実を観るフィルムを自分でつくれるんだってことを忘れかけてた。だけど今は自分のフィルムを信じている人にも出会えたし、もう大丈夫。ころころ世界が変わっても、最終的には楽しいほうを信じよう。

 

現実はいくらでも自分でつくれるから、それなら私は自分の好きな世界をつくろうと思う。

私が星野源を好きな理由。

 

 

もしかしたら、裏切られたことがないから言えるのかもな。お願いだからこのまま死なせてほしい。